CID COURSE 2023 第二回目 開催報告
CID COURSE 2023 第二回目は、2023年10月8日と9日に開催さ れました。
初日は軟組織増生に関する総論から、各論(フラップデザインとグラフト材の使い分け)の講義が行われ、内容は血液供給、解剖学的な注意点、手術法などの基本的な要素からエビデンスに基づいた高度なトピックまで幅広くカバーされました。後半では、模型を使用してFGG(フリーフィブラーグラフト)採取、CTG(コネクティブティッシュグラフ ト)採取、根面被覆の実習が行われました。講義と実践が連動していた ため、理解が容易で、実際に手を動かすことで多くの疑問が生まれ、受 講生から質問が相次ぎました。受講生の先生方の熱意が感じられ、今回 も非常に有益な経験となりました。
2日目は、最初に抜歯後即時埋入に関する講義と模型実習が行われまし た。前日同様、臨床に直結する内容が多く、私自身も多くの学びがあり ました。知識と技術の日々のアップデートの重要性を再確認しました。 後半は、豚顎を使用してFGG採取、CTG採取、リッジオグメンテー ションの実習が行われました。2日間にわたる軟組織増生に関する内容 で、受講生の先生方が深い理解を得たことと思います。 第三回は硬組織増生に焦点を当てます。インプラント治療において、軟組織増生と同様に、硬組織増生も避けて通れない治療です。しかし、これをマスターすれば治療の幅が大きく広がります。次回も受講生の先生方が充実した時間を過ごせることを心から期待しています。
CID Club 関口 亮